鎌倉 祇園山周辺~名越切通~大切崖~衣張山~田楽辻子のみち 2017.11.22


センダン

センダン科センダン属(落葉広葉高木)

日本原産で暖地の海辺に自生し、街路樹や庭木としても植えられている。葉は2~3回羽状複葉で枝を四方に伸ばし丸形の樹形になる。5~6月に薄紫色の花を咲かせ、10月に楕円形の実をつける。かつてこの実の種を数珠に利用していたことから寺院等によく植えられている。香木の白檀とは別種

マルキンカン

ミカン科キンカン属(常緑低木)

中国原産で江戸時代以前に日本に移入され食用、薬用として栽培される他庭木としても植えられている。7~8月に白い5弁花をつけ、花後2~3cmの球形の実をつけ、晩秋から冬にかけ橙黄色に熟す。果実は生薬名で金橘(きんきつ)と言われ咳やのどの痛みに利用される。果皮にはV.Pを多く含む。また果実酒や浴湯料としても利用できる

ナガキンカン

ミカン科キンカン属(常緑低木)

マルキンカンと比べ葉が長く、果実は楕円形をしている

カヤノキ

イチイ科カヤ属(常緑針葉高木)

宮城県以南の本州、四国、九州の山地に生える。雌雄異株。樹皮はなめらかで青灰色だが、老木になるにつれ縦に鱗片状に裂ける。4~5月に花をつけるが雄花は黄色い楕円形、雌花は緑色をしている。実は翌年10月頃紫褐色に熟す。 天日で乾燥させた実は生薬名で榧実(ひじつ)、種子を榧子(ひし)といい、

十二指腸虫駆、消化促進、小児の癇癪などに利用できる。また種は食用や油脂にも利用される

キヅタ

ウコギ科キヅタ属

山地、野原、海辺に自生する常緑つる性木本で、茎から気根を出し、木や岩に這い上がり、長く伸びる。サポニン(ヘデリン)を含み有毒だが、 はれもの、寄生性皮膚病に生の葉をすり潰して、ごま油を練り合わせ外用で利用できる


ナンテンハギ

マメ科ソラマメ属

平地から山地までの陽当たりのよい草地や土手などに群生する。3〜5月の若芽を素揚げしてビールのお供に。マメの様な味。別名アズキナともいう。お浸しでも美味

カントウヨメナ

キク科ヨメナ属

草地、畑地、土手などに生える多年草で、湿った場所を好む。7~10月に淡紫色の花を沢山つける。若葉と茎を食用にする他、生葉の汁は虫刺されに外用できる。また草木染や浴湯料としても利用できる

ヤブミョウガ

ツユクサ科ヤブミョウガ属

暖地の里山や林内に生える多年草で葉がミョウガに似ていることが名前の由来。8~9月に円錐形の集散花序を出し、小さな白い花を沢山つける。春先の若芽を食用できる

イヌビワ

クワ科イチジク属 (落葉低木)

海辺の丘陵や林の縁に生える。雌雄異株。3~6月の若芽・若葉を食用にする。4~5月に隠頭花序を1つずつつける、8~11月にイチジクに似た実(果のう)をつける。食用できるのは雌果のうのみ 

アオキ

ミズキ科アオキ属(常緑低木)

北海道南部、本州、四国、九州、沖縄の照葉樹林下等の日陰地に生える。葉は縁が鋸歯状で長楕円形をしており厚みがある。雄花の花序は大型で、雌花の花序は小型。 秋に緑色で楕円形の果実をつけ、冬に赤く熟す。アウクビンを含み切ると黒くなる


ヤマザクラ

バラ科サクラ属(落葉広葉高木)

山地に自生するサクラの代表種。6〜7月に黒く熟した果実を水洗いし、水気を切る。一升につき両手一杯程度の熟果に氷砂糖大さじ3、ホワイトリカーを加え冷暗所で3〜4ヶ月熟成させる。中身はそのまま漬け置いてよい。赤紫色の綺麗で美味しい酒ができる。実はソメイヨシノより渋みが少なく美味しい

ヤブツバキ

ツバキ科ツバキ属(常緑広葉高木)

本州以南の日本全土に自生し 幹は灰白色。葉の表面は光沢があり、長楕円形で縁に細かい鋸歯がある。11月~3月に、紅色の5~6弁花をつけ、初夏に球形の蒴果をつける。 花、葉を陰干しして乾燥させたものは生薬名を山茶(さんちゃ)といい 滋養強壮、健胃・整腸 に利用する。種子は、サポニンや脂肪油が含まれ、ツバキ油として利用。黄色で透明、臭いもないことから、薬品の軟膏の基礎剤、頭髪用、食用、灯火用などに利用。酸化しにくく、粘着性が小さいので、精密機械油などにも利用される。葉には、タンニン、クロロフィルなどを含み、切り傷、擦り傷、おできなどに、すりつぶして患部に塗布するか、新鮮な葉5~6枚を、蒸し焼きにして、ツバキ油と練り合わせて同じように塗布する

ヤブラン

ユリ科ヤブラン属

山地や海辺の林に自生する多年草。根茎は太く短く、多数のひげ根があり、所々に紡錘根がある。 葉は濃緑色で平たく細長い。8~9月に花茎をだし、 紫色の花を咲かせる。秋に球形の実をつけ、黒熟する。初冬に根の肥大部を洗い天日乾燥させたものを、生薬名で大葉麦門冬(たいようばくもんどう)といい、滋養、強壮、催乳、せき止めに利用する。 ヤブランによく似たジャノヒゲとの違いは、ヤブランは雄しべの葯が尖り、種子が紫黒色だが、ジャノヒゲは種子が碧色になる                  

ノキシノブ

ウラボシ科ノキシノブ属

常緑の着生シダ植物で、根茎が横に伸び樹皮などにまといついて成長する。葉裏には円形の胞子のうがある。陰干ししたものを生薬の瓦韋(がい)と言い、煎じて利尿、むくみなどに利用。外用には浸出油をできもの、腫れものなどに利用する

ツワブキ

キク科ツワブキ属

海岸の岩場や崖、藪や林内の湿った場所に生える常緑性の多年草。葉は厚くて硬く光沢があり、葉柄は詰まっている。1〜6月まで収穫でき、毛をかぶった若葉や葉柄はアクも少なく柔らかくて美味。10月頃の根茎を刻み天日干ししたものを橐吾葉(たくごよう)と言い、健胃、食あたり、下痢、魚中毒などに利用。外用として化膿や湿疹に、生葉をあぶったものを貼って利用する


ゲッケイジュ

クスノキ科ゲッケイジュ属(常緑広葉低~高木)

地中海地方原産で日本には20世紀初頭に移入され、庭木や記念樹として植えられる。樹皮は灰白色で皮目が目立つ。葉は長楕円形で縁が波打ち、ツヤがある。

葉は精油を含み、この葉からとった油を月桂油(げっけいゆ)という。葉の主成分は、シネオール、オイゲノールなどで、葉を乾燥させたものを月桂葉と言い、煎じ液を服用してリューマチ、神経痛 に、また粉末を服用して芳香性苦味健胃に利用できる。 また葉はローレル、ベイリーフの名前で、スパイスとして煮込み料理等に利用される。

果実は秋頃、黒紫色に熟し、これを乾燥させたものを月桂実(げっけいじつ)といい、苦味健胃薬として利用する。果実の精油の主成分は、シネオール、ピネンで、脂肪油には、ラウリン酸などを含む。

 葉は乾燥または生で浴湯料としても利用でき、神経痛、リウマチ、腰痛、肩こり、疲労回復、美容に効果がある

ノゲシ

キク科ハチジョウナ属

日当たりのよい草やぶ、荒れ地、路傍、海辺の草地に自生する1~2年草。茎は中空で、大型の葉は茎を抱いており、葉縁は鋸歯状。茎や葉をちぎると白い乳液を分泌する。3~10月に黄色~帯黄白色の花を多くつける。2~6月の新芽や若葉を食用にできる。アクが少ないため様々な料理に利用できる

ラカンマキ

マキ科マキ属(常緑針葉高木)

中国原産でイヌマキの変種。雌雄異株。樹皮は灰褐色で縦に裂ける。葉は幅が狭くて短く、白っぽい。螺旋状に互生する。5~6月に緑色の花を咲かせ、9~10月に緑色の実を結ぶ。雄花はマツ類と似ている。

スイバ

タデ科ギシギシ属

空き地、土手、田畑のあぜなどに生える多年草。葉縁は滑らかで先端は鋭形だが尖らない。基部はホコ形で茎を抱く。葉裏は色が薄く、主脈が突出する。5~8月頃、茎先の円錐花序に淡緑色~帯紫緑色の小さな花を輪生状に沢山つける。12~6月の若芽、若葉はアクも少なくほどよい酸味を生かした料理に利用できる。シュウ酸を含むため生での多食は避ける。開花期の根茎を洗って天日干ししたものは生薬名酸模(さんも)といい、 便秘、胃内出血、小便の出にくい場合などに利用できる。全草を乾燥させ煎じたものは健胃、整腸などに利用できる       


ヤマジノホトトギス

ユリ科ホトトギス属

日本固有種で山野の林内に自生する多年草。葉は長楕円形で先が尖り互生する。葉の表面には油点がある。8~10月に白色で内面に紫色の斑点のある花を咲かせる。花柄は反り返らない。若芽はアクが無く、きゅうりの様な爽やかな味で酢の物などに良く合う

カナムグラ

クワ科カラハナソウ属

荒地や川端、道端などに自生する繁殖力の強い1年草。雌雄異株の蔓性植物で、茎には下向きの刺があり、他の物にからまって生長する。茎や葉には堅い毛があり、葉は対生し掌状に5~7裂する。夏~秋に小さい雄花、雌花が別々の株につく。雌株は、ホップ状の鱗片のある苞に包まれ、果実は堅い。夏~秋の地上部を天日干ししたものを生薬名、葎草(りつそう)いい、健胃、利尿、解熱に利用するほか果実酒にもできる

マユミ

ニシキギ科ニシキギ属(落葉低木〜小高木)

山野に自生するほか、庭木や公園樹として植えられ、かつて弓を作ったことが名前の由来。材は緻密で木工品にも向く。5〜6月に黄緑の小さな花を咲かせ、10〜11月に淡赤色の実をつける。 熟した果皮や種子は有毒な脂肪油を含み、昔は頭のシラミ駆除に利用された

リョウメンシダ

オシダ科カナワラビ属

山地の湿った場所に生える常緑性の多年草。鎌倉の山地ではよく見られる。葉は3回から4回羽状複葉的に裂け、かなり大きい。表裏とも同じで区別がつかないことが名前の由来となっている

ヤマノイモ

ヤマノイモ科ヤマノイモ属(別名ジネンジョ、トロロイモ、ヤマイモ)

平地から山地までのやぶぎわや、林の縁に生えるつる性の多年草で、日当たりのよい場所を好む。雌雄異株。つる茎は左巻きにからみつき、葉は先端が細長く尖り、茎に対生する。7~8月に白色の小さな花を多くつけるが、雄花の花穂は上向きに、雌花は下向きに下垂する。3~5月の若葉を食用する他、9~10月のムカゴ、11~1月の塊根も食用にする。根の皮を剥き、適度な大きさに切り、天日干ししたものを生薬の山薬といい、強壮、強精薬として胃を丈夫にして、精力をつける


カラスザンショウ

ミカン科サンショウ属(落葉高木)

雌雄異株。山野、特に伐採跡などの裸地にいち早く出る先駆植物。サンショウより全体的に大きい。食用にはしないが、若芽・若葉は天ぷらにすることがある。清涼感のある独特の風味の蜂蜜がとれる。また、葉を駆風、果実を健胃薬とし、枝はすりこぎとしても使用されている

ヤブニッケイ

クスノキ科ニッケイ属(常緑広葉小高木)

本州(福島県以西)、四国、九州、沖縄 の山地に自生する。樹皮は黒っぽく滑らか。葉は革質で葉脈が3本あり、光沢がある。葉裏は灰緑色。葉縁はやや波打っている。6~7月に淡黄色の花を咲かせ、11~12月に黒熟する。ニッケイより軽く爽やかな香りで、料理や茶材、浴湯料としても利用できる

イタドリ

タデ科タデ属

日当たりのよい荒れ地、路傍、土手などに群生する多年草。雌雄異株。早春にタケノコ状の新芽を出す。7~10月に白~淡紅色の小さな花を房状につける。3~5月の若葉・若茎を食用にする。アクは少ないがシュウ酸を含むため、食べ過ぎに気を付ける。地上部が枯れた頃の根茎を水洗い後、5~10cmに切り、天日干ししたものを、生薬の虎杖(こじょう)、虎杖根(こじょうこん)といい、緩下、利尿、通径、慢性便秘、老人の下痢、膀胱炎、膀胱結石、月経不順、閉経に用いる

ケイワタバコ

イワタバコ科イワタバコ属

平地から山地の湿った日陰の崖や岩場に生える多年草。ひげ根で岩肌にはりつき、1株から2~3枚の葉を出す。6~8月に紅紫色の花を沢山つける。7~8月の若葉は少し苦みがあるが食用にできる。初夏の若葉を天日干ししたものを生薬で苦苣苔(くきょたい)といい、食べすぎ、飲みすぎ、胃もたれ、食欲不振、消化促進などに利用する

ヒトツバ

ウラボシ科ヒトツバ属

常緑性シダ植物で、根茎は長くのび、針金状で岩の上を這う。葉柄は縦に溝があり、基部には鱗片が多い。年間を通じ全草を採取し、天日で乾燥させた葉部を、生薬で石韋(せきい)といい、尿路結石、血尿、腎炎、子宮出血、細菌性の下痢、せき、慢性気管支炎などに利用される       


カントウタンポポ

キク科タンポポ属

平地から山地の草地、荒れ地、土手、あぜなどの日当たりのよい場所に生える多年草。根生歯はロゼット状になる。3~6月に黄色の頭花をつけ、その下の総苞は反り返らないのが特徴。若葉や根を食用、茶材、薬酒、浴湯料に利用できる。開花前の全草を水洗いして天日干ししたものを生薬で、蒲公英(ぼこうえい)という。秋~冬の根を乾燥させたものを生薬で、蒲公英根(ぼこうえいこん)といいい、両者とも健胃、利胆、解熱、強壮などに用いる

クワイ

オモダカ科オモダカ属

温帯から熱帯に広く分布し、水田で栽培されている。でんぷん質が豊富で栄養価が高く、カリウム、葉酸、カテキンなどを含む。塊茎を食用とし、縁起物としておせち料理によく利用される。アクがあるため皮を剥き水にさらし、一度茹でこぼしてから調理する。(シュウ酸を含む)

ハゼノキ

ウルシ科ウルシ属(落葉広葉小高木)

沿岸地域の山野に自生し、庭木や盆栽、鉢植えなどでも親しまれている。ウルシ科の為、樹液でかぶれることもある。葉は肉厚で羽状複葉、葉脈は目立たない。5~6月に黄緑色の小さな花を咲かせ、9~11月に約1cmの球形で平らな光沢のある実をつける。果皮から木ろうを採取し、和ろうそくや石鹸、ポマード、クレヨンなどにも利用される。木材は、心材が鮮やかな黄色で、工芸品、細工物などに使われる

トウネズミモチ

モクセイ科イボタノキ属(常緑小高木)

中国原産で日本には明治初期に、移入された。暖地に多く塩害や大気汚染に強いため、公園、工場などに広く植栽されている。葉は対生、卵状楕円形、質は厚い革質、光沢があり、日にかざすと葉脈が透けて見える。6~7月に小さく白い花を円錐花序につける。実は10~12月に黒褐色~紫黒色に熟す。実を天日干ししたものを、生薬で女貞子といい、滋養強壮、白髪防止、老眼、かすみ目などに利用できる。熟した果実は、果実酒やエキス剤に加工して利用する

ホオノキ

モクレン科モクレン属(落葉広葉高木)

全国の山地に生える。樹皮はなめらかな灰色で、枝や葉に芳香がある。葉は倒卵形で先端が尖り、表裏ともツヤがあって互生する。3~5月に葉より先に6~10cmの白い芳香のある花をつける。土用に幹と枝の皮を日干したものを生薬で和厚朴という。中国産のカラホオは、厚朴といい、強い芳香がある。厚朴が配合された漢方薬には健胃、整腸消化、収斂、利尿、去痰薬などがある。また、昔からご飯や餅などを葉で包んだり、朴葉味噌などに利用されている。木材は柔らかく、版木、マッチ、鉛筆材、下駄の歯などに用いられている。朴炭は、かつてあかすりや、鍋底の焦げ落としに利用されていた


マテバシイ

ブナ科マテバシイ属(常緑広葉高木)

海岸沿いの暖かい場所に自生。雌雄同株。葉は厚みと光沢があり、ブナ科では一番大きい。5~6月、斜め上向きに花穂をつける。翌年秋に2~3cmの実をつけ、アクが少ないため昔から食用にされている。新鮮な実を茹でて皮を剥き、椎の実ご飯、クッキーやパンなど様々な料理に利用できる

ヒイラギモクセイ

モクセイ科モクセイ属(常緑広葉小高木)

ギンモクセイとヒイラギの雑種で9~10月に葉の付け根に香りのよい白い花を咲かせる。葉縁はギザギザして厚みと光沢がある。樹皮にはコルク質のコブがある

ノダフジ

フジ科フジ属(落葉つる性木本)

山地、山すそ、野原、川端、海辺など自生し、他の植物に巻き付いて育つ。4月頃、房状の紫色の花をつけ、花には芳香がある。7~8月にできる実はさく果で倒披針形、果皮は堅い。日干しした種子は下剤に利用できる。老木に多くある藤瘤を粉末にしたものは、制ガンに利用できる

ヤマブキ

バラ科ヤマブキ属(落葉広葉低木)

谷川沿いなど湿った場所に自生する他広く植栽されている。枝は根元から長く沢山伸び、垂れ下がる。若枝は緑で、次第に木質化して茶色くなる。4~5月に黄色い花を咲かせ、9月に暗褐色の実をつける。外用には切り傷の止血剤として乾燥した花を揉んで患部にあてたり、煎剤で患部を洗ったりして利用する

タブノキ

クスノキ科タブノキ属(常緑広葉高木)

別名イヌグス  暖地の海沿いに多い。樹形は根元から枝分かれしてまとまり大木になりやすい。5〜6月の若葉の時期に黄緑色の小花をつけ、花後、球形の果実を結び、8〜9月に黒紫色に熟す。香材としても利用される


カリン

バラ科カリン属(落葉広葉小高木)

中国原産で、日本でも古くから移入され、各地で広く栽培されている。葉は厚みがあり縁にギザギザがある。3~5月に淡紅色の5弁花をつけ、花後長さ10~15cmの梨状果を結び、9~11月に黄熟する。実を10分程度湯通しして縦割りにし乾燥させたものを生薬で、木瓜(もっか)と言い、鎮咳に用いる。リンゴ酸、クエン酸などの有機酸を含み、ジャムや果実酒、砂糖漬け、浴湯料としても利用できる。新陳代謝促進、疲労回復、風邪予防、美容などに効果がある